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里山ちーびず女子養成講座 Vol.7
2015年1月17日(土)

2015-02-26

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里山ちーびず女子養成講座、年明け一番の今回は、雪深くアクセスの悪い美山から京都市内の京町家に会場を移して開催致しました。テーマは「火鉢de新年会@京町家〜炭焼きと林業のお話つき」。炭窯づくりは一旦失敗をしてしまいましたが、今迄の作業過程を総ざらいし、再出発するための反省・報告を行いつつ、木炭と人の暮らしの歴史や文化、そして実際に使用して楽しみを味わってみるという回にしようということで、比較的ゆったりとした雰囲気の中でワークショップは進行しました。

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まずはスライドで炭窯づくりの過程を、様々なエピソードを含めて振り返りました。本日のゲスト講師として来て頂いていた京都府南丹広域振興局農林商工部森づくり推進室の畑中さんから、ちょこちょことチェックが。まず「この炭窯を作る場所がよろしくないね。水が入りやすいし、湿気が多い。」「土もよくなかったね。もっと黄色っぽい、良い土でないと。」「この作り方は、長もちする窯の作り方ではないね。2、3回炭を焼いたら使わなくなるような炭窯の作り方ですね。」などなど。。。会場のみなさんと一緒に、失敗からの学びを共有しながら炭窯についての知識を深めました。その中で、「炭窯づくりにどんどん興味がわいてきた!やってみたい。」という女子の方も!

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報告・反省会の後は、和室に移って火鉢を囲んで交流会です。京町家の2階にある和室へ移動しながら、建築のご案内を。そう、この町家は案内人である美山里山舍代表の小関本人が大工として手がけたもの。剛健な木組みの構造はもちろん、土壁や建具、力下駄の階段を据えたギャラリー空間などこだわりがいっぱい。また、1階の薪ストーブの暖気が上昇し、2階はほんわりととっても暖かい。効果的に暖気を2階へ誘導する設計のコツなども説明させていただきました。

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午後の光が気持ち良い和室で、早速火鉢を車座で囲んで交流会。かき餅やきのこなど、色々な美山の食材を火鉢の上であぶりながら、炭窯や伝統建築のことなど、参加者の方々からのたくさんの質問を受けながらゆったりと話に花を咲かせました。炭火の和やかさやあぶった食材の美味しさにも満足して、皆様笑顔で解散となりました。お越し下さった方々、会場を貸してくれたYさん、ありがとうございました!