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里山ちーびず女子養成講座 Vol.2
2014年7月19日・20日(土・日)

2015-02-26

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今回も天気予報は雨!!なんとも雨つづきな講座です(涙)でもくじけず、充実したイベントになるよう、本日も気合いを入れて…

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朝一で取組んだのは、流しそうめんに使う竹伐り!水をたっぷり吸った夏の竹はかびやすいので、伐りたての新鮮なピカピカのものを使うため、朝採りにしたのです。アメリカからのウーファーK君と近所の竹林へ行き、でっかい竹を収穫〜

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さて、午後になり、みなさまお集りに。今回は思い切って「女子限定」としたので、参加者はちょっと少なめ…でも、少数だからこそ密に学べる、そんな1日にしましょうね^^まずは初対面の参加者の皆さんと、自己紹介。里山舍もイベントの主旨や前回までの内容などを説明しました。

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そして早速作業開始!前回、皆様にたたいてもらった土の壁が、乾燥で割れてきてしまったので、今度は水を混ぜずに赤土をそのまま木の枠に入れて突き固め、ひびをゼロにする方法をとりました。まずは木の枠づくり。木の杭に電動インパクトドリルとネジを使って木の板を固定していきます。木の節の部分はかたいので、うまくネジが入って行かないから難しい!失敗するとネジ頭をなめてしまうので、緊張しながら力一杯ドリルを押します。だんだん皆さん慣れて来て、スイスイと作業が進むように♪

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木の枠ができたら、土を入れて、たたく!流れ作業のフォーメーションは完璧。里山舍スタッフ兼講師M君、ウーファーのK君も加わりながら、土を入れてはカケヤで叩く!

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炭窯作業に一区切りついたころ、流しそうめん台にするための竹の加工が始まりました。竹は細い方(先っちょ)から太い方(根元)へ向って割きます。水をたっぷり流すために7分くらいのところにナタを入れ、繊維に沿って引いていきます。(今回使ったのは片手用の竹用ナタでしたが、両手用のナタだと全身の力を使って引く事ができます。)根元まで引けたら、金槌で叩いて、中の節を取り除きます。

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その後は、出来たばかりの丸太の作業場を見ながらの建築講座。墨付け(部材に加工のための印をつける)から刻み(ノミやカンナを使った加工)、そして建て方(部材の組み立て)まで、約半月で出来たというこの小屋。木を知り尽くしたベテランの大工さんだから出来る技。木は生きていて、さらに伐りたての丸太は水分も多く加工されて組み合わせられた後もたくさん動いてしまい、建物は歪んでしまう。でも、その歪みを計算して加工することで、木が動いても問題ない、丈夫な建物になる…と。木がどのように、どれだけ動くのか。それは木材が根元なのか先端なのか、はたまた斜面に立っていたのか平な面に立っていたのか、北向きだったのか南向きだったのか…など、様々な情報を木材から読み取って、加工を考えるんですね。

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さて、待ってましたの和太鼓教室!説明してもらった丸太の作業小屋の下、杉並木と里山の山並みを前に、レッスン開始!「魂こめて思いっきり叩いて!」と、呼吸方法やポーズ、叩き方のコツをたくさん教えてくれる講師の平さん。途中から、美山在住の親子さんたちもポージングと呼吸方法で参加!最初は不安げだった音も、どんどん自信にあふれてきて、1時間半で、どんどんリズムが出来て行って、最後にはとてもかっこ好い合奏になりました!うう…私も参加したい…(涙)!

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終ったあとの皆さんの充実した顔!良い汗流して、爽快そう^^

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さあ、夕飯はお待ちかね!流しそうめんですよ〜〜〜。ロケットストーブを使って湯がいたそうめんを、さ〜どんどん流して行きましょう!やっぱり流れるそうめんは楽しいですね。炭火の焼き肉をサイドメニューに、たくさん食べました!

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夜は五右衛門ぶろで疲れをとりながら、参加者、講師さん、その家族、スタッフ、ウーファー、みんな入り交じっての夜長のおしゃべり。参加者さんの中に、美山へ移住希望の方や福祉関係で働くかたなどが居り、みなさまと意見を交わしました。新しい出会いは、いろいろな意味で刺激的なものです!楽しいですね。さて翌日は早朝からハイキング…ということで、すこし早めの就寝zzz...

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さて翌朝。良い感じに霧がかかり、きっと山上は天空の城です!大きな期待を胸に、いざ行かん。…と途中でちょっと道を見失い迷子に!すぐに道が見つかり、山登り再開しましたが、ああよかった。。。でもね、正規のルートよりも、迷い道の方が、沢があって美しかったんですよ笑。

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もやもやの霧の中、朝露でキラキラした蜘蛛の巣や、蛍光色の不思議キノコなどをみつけてワイワイしながらの上り道。さて、目指す先の見晴し台は、いずこや?

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見つかりました!前日の夜にクッキングストーブで焼いた天然酵母のパンと手作りの梅ジャムとマーマレード、そして「美山さいふぉん亭」さんの豆を挽いて淹れた味わい深いホットコーヒーを、美しい美山の景色を見下ろしながら頂きます!

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山を降りて、さあ、今回も終了です。前日の太鼓と山登りでへとへとになった皆さんですが、それでも元気に建築の現場を見に行ったり、大工さんの話を積極的に聞いたり、と、動き回っておられました^^ そんなこんなで、ゆるゆる、と解散しました。

今回は、天候に左右されて予定されていた荒壁土の土踏みができないなどのハプニングはありましたが、それでも盛りだくさんの内容で、楽しんでもらえることができました。いつもとっても素敵で好奇心旺盛な方々が参加してくださるので、それが楽しさや充実感にもなるんだろうなあと思います。

次も来ます!と言ってくださった方々の再来を楽しみに、新規の参加者さんとの出会いにもワクワクしつつ、さあ、次回も炭窯づくり+αの里山ちーびず講座、頑張っていきたいとおもいます^^