Report
里山ちーびず女子養成講座 Vol.3
2014年8月23日・24日(土・日)
2015-02-26
お天気不順が続き、由良川が増水。流れの速い濁流を見ながら、鮎の網穫りが出来ない…という事態を悲しみながらも、元気一杯、いい講座にしよう!と意気込んで。さ〜、始めよう!
まずは、前回の続き、側壁の土の突き固めです!土を入れるための外枠の板を、杭に打ち込んでいきます。前回同様、電動ドリルを片手に、力を込めて、ネジを押し込む!!前回からのリピーター、RちゃんとTさんは、すっかり慣れて手つきが上手!初めてのみなさんは苦戦しながらも、だんだん上手になっていきます。とはいえ、節がいっぱいの杭は硬い〜!
板が張れたら、土を入れて行きます。土を入れたら、かけや(大きなハンマー)でドンドン、ドンドン。土を叩いて締めていきます。
土を動かすために、建設現場には欠かせない重機、ユンボを使用。そして、なんと再びユンボ講習が始まりました。第1回目はユンボの先につけたハサミで丸太をつかんで動かす、という作業でしたが、今回は、バケツで土を掬って一輪車に入れるという作業。ちいさな一輪車の中に土を入れるのは、初心者には難しい!少しぶれて外に土をこぼしてしまう人が続出するなか、Tさんはスルっとジャストイン!センスを感じました^^
次は荒壁の土踏み体験!5分ほど歩いたところにある、伝統建築で公民館を建てている現場へ行き、土壁に使う土を踏んで粘りを出す作業を体験しました。伝統建築に欠かせない土壁ですが、近年建てられる事がほとんどないため(全国の新築の1%以下という統計があります)、今となってはとても珍しい作業となった土踏み。かつてはどの民家も土だったのに…土壁の土は、ワラを細かく切ったものと一緒に混ぜて、発酵させることで粘り強さを出し、またワラの繊維が土同士をくっつけて、さらに強くなります。踏むことで攪拌し、発酵を促すのです。さて、女子たちも早速裸足になって土の中へGO! 最初は恐る恐るだったものの、楽しそうにフミフミ。作業後は「足がつるつるになった!」。まさに働きながら泥エステ☆
そして、今回が最後となる和太鼓教室です!講師の平さんが、一緒に演奏活動をしている助手の「かん君」を連れて来てくれました。最後だから特別に…と、2人で太鼓の合奏を!ダイナミックな動きと大きく響く太鼓の響きがとっても楽しくて心地よくて、一気に引き込まれてしまいました。
そんな素晴しい演奏の後、女子たちみんなで最後の大合奏!総勢10人での太鼓叩き、本当に楽しかった〜!
めいっぱい身体を使って叩いたから、疲れたけれどすごくスッキリ、心が晴れ晴れしました。
レッスンの後、もう一回講師2人の合奏!かっこ良かったです^^
イベントの〆は、野外料理!レンガを組んで即席の炉をつくり、そこで炭火をおこして、ダッチオーブンをオン!ダッチオーブンの中に仕込んだのは、じっくりと煮込んだ鶏のスープとお米。出来上がったのはチキンピラフ!その他、穫れたてのジャガイモとタマネギとニンニクのローストや、丸ごとカボチャのロースト、そしてダッチオーブンの中に木のチップを入れて薫製仕上げをしたベーコンなどなど。みんなでたくさん頂きました。火を囲みながら野外の風に吹かれて、みんなでゆっくりと語り明かした夜でした。
さて、次回はそろそろクライマックスに向けて走り出さねば!
炭窯づくりとちーびず女子養成講座、まだまだ続きます!